2024年9月20日
- DOBOT CR Series
- ハードウェア
DOBOT CR ティーチング&プレイバックの使い方
ティーチング&プレイバックとは
ティーチング&プレイバック(Teaching & Playback)とは、CR3の操作方法の一つで、期待する動きを手動でロボットアームに教え、その動きを自動で再現させる技術です。この方法は、産業用ロボットや自動化システムで広く使用されています。
ポイント指定ではロボットが最短距離で動きますが、ティーチング&プレイバック機能では必ずしも最短距離を取らず、記録された軌道に従います。この機能を使えば、障害物を避けるなどの複雑な経路設定が可能です。
ティーチング&プレイバック手順
- Dobot Studio Pro と接続しイネーブル状態にしてください
- 本体の【軌道記録ボタン】を押します。インジケーターライトが黄色に点灯したら起動記録モードです。
- 任意の経路に沿って、手でゆっくり動かしてください。
- 動かし終わったら再度【軌道記録ボタン】を押してください。緑点灯(イネーブル状態)になったら記録完了です。
- 記録した動きは【軌道プレイバックボタン】で再現できます。再現中は黄色で点滅します。
※再現中にコントロールパネルなどを操作しようとすると、エラーが出ますので、終了してから操作してください。
プログラムに組み込む
Blocklyで以下のブロックを使うとプログラムに記録した動きを組み込むことができます。
また、スピードの設定も可能です。
ティーチング&プレイバックの特徴
メリット
- プログラミングを直接記入する必要がないため、初心者でも使いやすい。
- 障害物を避けるための複雑な経路設定が可能。
デメリット
- 手動のため細かい調整は難しい。
応用例
(2024/9/20 現在)