2024年11月22日
- DOBOT CR Series
- DOBOT CRA Series
- DOBOT M1 Pro
- DOBOT MG400
- DOBOT NOVA Series
- ハードウェア
DOBOT 繰り返し精度について
繰り返し精度とは
人の作業をロボットが行うにあたって、人と同等かそれ以上の精度で反復作業をこなせなければロボットを導入する意味がありません。そこで重要になるのが「繰り返し精度」です。
繰り返し精度とは、同一の条件下で同一の対象物を同じ測定器で繰り返し測定した際の値のばらつきを表すものです。測定値のばらつきが小さいほど繰り返し精度が高く、精度の高い動作を安定して行えることを示します。
産業用ロボットにおいても、この繰り返し精度が高いほど信頼性の高い安定した作業を行う事が出来ます。
繰り返し精度測定方法 (一例)
CR3に取り付けられた先端の細いエンドエフェクタで、任意の位置に固定されたデジマチックインジケータを複数回押し込むことで、繰り返し精度を測定しています。動画では、一度目と二度目の押し込んだ差は0.015mmとなっており、CR3の製品カタログに記載されている繰り返し精度±0.02mmの範囲内で動作していることが分かります。
製品ごとの繰り返し精度比較
製品名 | CR3/CR5/CR7 | CR10/CR12/CR16 | Nova2/Nova5 | MG400 |
---|---|---|---|---|
繰り返し精度[mm] | ±0.02 | ±0.03 | ±0.05 | ±0.05 |
製品によって繰り返し精度に差はありますが、どのシリーズも髪の毛一本ほどのばらつきもなく動作を行い続ける事が出来ます。繰り返し精度が高いと、安定した生産を行うことができるため、製品のばらつきの発生や位置調整にかける時間が少なくなりコスト削減につながります。
(2024/11/22 現在)