2024年11月26日

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DOBOT CR Series 産業用ロボットと協働ロボットの違い

DOBOT CR seriesは、3kgから16kgまでの幅広い可搬重量を持ち、費用対効果が高い6軸ロボットアーム製品です。

CR3

図1.CR3本体

産業用ロボットと協働ロボットの違い

図2. 産業用ロボットと協働ロボットの関係図

図2. 産業用ロボットと協働ロボットの関係図

産業用ロボット

工場内で働く、産業の支援を行うロボットのことを産業用ロボットと呼びます。
産業用ロボットは、工場内で使用されることから、安全柵設置などの安全措置や運用に関する特別教育の受講が法律で義務づけられています。

協働ロボット

協働ロボットは、作業者とロボットが同じ製造ラインなどで防護柵無しで共に作業を行うことができます。
産業用ロボットと同じく、工場内で働くロボットではありますが、各モーターの定格出力が80W以下と低トルクで安全性が確保されているため、協働ロボットとして扱うことができます。*1

*1労働大臣が定める機械(昭和58年労働省告示第51号)

協働ロボット導入のメリット・デメリットとして以下の点が挙げられます。

図3. 協働ロボット導入のメリット

図3. 協働ロボット導入のメリット

図4. 協働ロボット導入のデメリット

図4. 協働ロボット導入のデメリット

CR seriesの安全対策

CR series の出力は80Wを超えるため、労働安全衛生規則に則ると安全柵の設置などの安全対策が必要です。しかし、平成25年に規制が緩和され、リスクアセスメントにより危険のおそれが無くなったと評価された場合は出力が80Wを超えていても、協働作業が可能となりました。

また、CR seriesは人との協働を前提にした仕様(衝突検知や低速運転など)となっており、各社でのリスクアセスメントに対応し易い機能を標準で備えております。

セーフスキン機能

CR seriesには、非接触検知機能「セーフスキン」を搭載した機種(CRS series)があります。この機能は、作業エリア内で接近を検知し、衝突する前に機器を停止させることで事故を未然に防ぐ仕組みです。リスクアセスメントを実施する必要はありますが、安全性向上に有効な機能です。

(2024/11/22 現在)